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2011年08月09日

五山の送り火にケチがついた

京都人にとっては、ちょっと悲しいニュースがありました。

既にご存じのように、岩手県陸前高田市の高田松原の松を
京都の夏の伝統行事である「五山の送り火」のまきにする計画がありました。
ところが、この件が6月末に報道され、京都市などに
「放射能汚染された灰が飛ぶのでは」
との問い合わせや抗議の電話が40件ほどあり、保存会は高田松原の松の使用を中止したと発表しました。


こんどは、この発表に全国から抗議の電話やメールが殺到しています。

実際、高田松原の松を民間会社に依頼してセシウムとヨウ素の検査をして何も検出されなかったのです。

第一、岩手県陸前高田市は福島原発から200Km以上離れており、放射能汚染の心配はほぼない場所です。

世界的な観光都市と宣言している京都が、風評被害を助長するようなことをするのは、自分で自分の首を絞める行為のようにも感じます。


関西ではあまり注目されていませんが、本当に放射能汚染を心配する方は、自分自身で防衛策をとっています。

たとえば、放射線測定器を自前で用意する人が増えているのです。たとえば一見腕時計に見える
腕時計型ガイガーカウンターPM1208M
を利用している方もいます。

まるでスパイ映画に出てくる秘密兵器のようですが、時計としての機能とガイガーカウンター機能の両方を果たします。
防水機能が完全なので、水辺で作業される方に向いています。



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Posted by キヨ麻呂 at 18:04 │時事